バクテリアセラピストの認定書が届きました

お久しぶりです。

谷川歯科医院の小林一久です。

先日バイオガイア社主催のバクテリアセラピーのセミナーに参加してきました。

バイオガイア社はスウェーデンのバイオテクノロジー企業です。その歯科部門の東京支社に行ってきました。

歯科のセミナーでは珍しく家一軒がセミナーハウスになっていました。家の内装も全てがスウェーデンらしくなっていました。(行ったことないですが…)

 

 

バクテリアセラピーとは人間の体内に健康状態を左右する菌が存在していて、それらのバランスや質を改善する事で病気の予防や改善を目指すという考え方です。

 

微生物である善玉菌を利用して歯周病、虫歯の細菌を減らそうという今までの予防方法とは違った角度からの治療方法です。

 

従来細菌を減らすとなると抗生物質(アンチバイオティクス)を用いて細菌を急激に減らしていました。がそれは同時に善玉菌も減らしたり、薬剤が効かない耐性菌を生み出すなどの副作用が起きていました。

 

それに対してプロバイオティクス(十分量を摂取したときに宿主に有益な効果を与える生きた微生物)の中でも歯科の領域で効果が証明されているロイテリ菌は、副作用がなく悪玉菌を減らし、妊婦やお子さんにも安心して虫歯や歯周病の予防に使用できます。

 

虫歯も歯周病もセルフクリーニング(歯磨き)とプロフェッショナルクリーニング(歯石とり等)が基本ですが、治療の新たなオプションとしてロイテリ菌は非常に有効な治療法であると思います。

 

興味のある方はぜひ小林まで

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あいうべ体操マスターコース

こんにちは。谷川歯科医院 副院長の小林一久です。

みなさんは『あいうべ体操』をご存知ですか?

あいうべ体操はみらいクリニックの院長である内科医の今井一彰先生が考案した体操で、舌の筋肉を鍛えることにより口呼吸を鼻呼吸に改善するための体操です。

今回、私はこのあいうべ体操のマスターコースに参加しました。

日々患者さんを診ている中で、口の中が乾燥している患者さんはむし歯予防や歯周病予防を指導しても改善が難しいことがあります。
また、自分の子供がぽかんと口を開けているのを見るとむし歯や歯肉炎だけでなく歯並びへの影響も気になって、なんとか閉じさせたいという気持ちになります。

そういったこともあって、あいうべ体操に興味を持って本を読んだり調べているうちにマスターコースの存在を知り、受講することに決めました。

 

マスターコース受講者は歯科医師、薬剤師、看護師など色々な業種の方が集まっていました。

薬剤師の方は「患者さんへの薬剤の無駄な処方を減らしたい」、歯科医師の方は「予防することで歯を削ることをできる限り減らしたい」、など熱い気持ちを語っていて、みんな分野は違えど同じ目標に向かっていると感じました。

今井先生自身も元々はいかに患者さんが病院に来なくて済むようするかを考えてあいうべ体操を考案したそうで、とにかく講演者、受講者ともにコースに参加しているみなさんから「予防したい」という気持ちを強く感じました。

 

歯科では口呼吸はむし歯や歯周病、歯並びに悪影響を与える因子のひとつとされています。

口呼吸の状態が続くと口の中が乾燥してプラークが溜まりやすくなり、だ液の自浄作用や抗菌作用がうまく働かなくなります。
その結果、むし歯になりやすくなったり歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。

また、長期間の口呼吸では上あごが狭くなったり、上下の歯がかみ合わなくなったり、下あごが前に突き出るようなかみ合わせになったりと、歯並びにも大きな影響を及ぼすことがあり、特に幼少期は顔面領域の発育にも影響を与えるので歯並びの影響が出やすいと考えられます。

 

口呼吸による弊害は歯科では昔から言われていましたが、今まではただ「口呼吸をなくすようにしましょう」と言うだけで具体的な対策はほとんどありませんでした。
口が乾燥している患者さんにだ液が出やすくなるマッサージを指導することはありましたが、口呼吸を改善するような指導はなかなかできませんでした。

しかし、これからは口呼吸がある患者さんにあいうべ体操を指導することができます。

あいうべ体操の最大の利点は誰でも簡単にできるというところです。

また、あいうべ体操は元々は「鼻呼吸で健康になる」ことを目的に考案されたものです。

なので、予防歯科のために限らず、ぜひ多くの方に試していただきたいです。

 

今井先生はこのあいうべ体操を広めて病気で困っている人を一人でも多く助けたいと思っているそうです。

そしてこれを一人で広めることは難しいので、あいうべ体操を広めるアドバイザーを育成するためにマスターコースをおこなうこととなったそうです。

マスターコース受講後に認定試験を受けて合格すれば《あいうべ体操アドバイザー》としてより多くの方にあいうべ体操を広めることができるのですが、私も晴れてアドバイザーとなることができました。

今後は今回得た知識を生かして、より良い予防歯科を提供したいと思います。

興味のある方はぜひご相談下さい。

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プラマインプラントのセミナー

こんにちは。谷川歯科医院 副院長の小林一久です。

先日、Sweden&Martina社のプラマインプラントのセミナーを受講しました。
プラマインプラントはSweden & Martina社とイタリアのDr. Ignazio Loiとの共同開発によって考案されたインプラントシステムです。

Dr. Loiは天然歯の補綴処置においてBiologically Oriented Preparation Technique(B.O.P.T)を提唱した先生です。
B.O.P.Tは健康で安定した歯肉をつくることを目的としたプレパレーションテクニックで、あえてフィニッシュラインを明確にせずフェザーエッジプレパレーションをすることによって自由にマージンラインを設定することができるというものだそうです。
そして設定したマージンから適切なエマージェンスプロファイルを与えた補綴物を装着することによって、外科手術を行わずに薄い歯肉を厚くしたり、歯肉を歯冠側に移動したり、ブラックマージンを防いだりすることができるようです。

プラマインプラントはこのテクニックをインプラントに応用したものです。

セミナーの講師はKU歯科クリニックの理事長である梅田先生で、”インプラントを成功させるための条件や方法について”、”B.O.P.Tについて”、”プラマインプラント埋入のデモ”、”ケースの紹介”といった講義内容でした。

 

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石井歯内療法研修会

こんにちは。谷川歯科医院 勤務医の小林志保子です。

少し前の話になりますが、2日間にわたって歯内療法のセミナーを受講しました。歯内療法というのは歯の根の治療のことで、歯の神経を取るとか歯の根の先に病気ができた時に行う治療です。

今回受けたのは、歯内療法で世界的に有名なペンシルバニア大学歯内療法学科のコンセプトを広めている、PESCJ(Penn Endo Study Club in Japan:ペンエンド)の石井宏先生が主宰する石井歯内療法研修会の2日間セミナーです。

歯内療法を成功に導くための問題解決能力を高める!

ということを目的とした講義を2日間みっちり受けました。

 

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iGOシステムの説明会

こんにちは。谷川歯科医院 副院長の小林一久です。

先日、先輩から紹介していただき、アラインテクノロジー社の新製品の先行説明会へ行きました。

アラインテクノロジー社はマウスピース矯正で世界トップシェアの”インビザライン”を扱う会社です。

歯科矯正といえば、ブラケットと呼ばれる金属や合成樹脂製の器具を歯に接着してワイヤーを使って歯を三次元的に動かす方法がよく知られていると思いますが、”インビザライン”はそういった器具は付けず、透明なマウスピースを使って歯を動かします。

透明なマウスピースを使用するため、矯正治療中も目立たないのが特徴です。

 

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『MTA全書』出版記念講演へ行きました

こんにちは。谷川歯科医院 副院長の小林一久です。

先日、『MTA全書』という本の出版記念講演を聞きに行きました。演者は日本の根管治療のスペシャリストである寺内吉継先生です。

MTA(Mineral Trioxide Aggregate)は歯科用の水硬性セメント(水との化学反応で固まるセメント)で、従来なら抜歯と診断されるような穴の開いた歯や、神経を取らなくてはいけないような大きなむし歯を保存的に治療するのに有効とされている材料です。

『MTA全書』はMTA開発者のMahmoud Trabinejad(マモウド・トラビネジャッド)先生の著書『Mineral Trioxide Aggregate: Properties and Clinical Applications』を、寺内先生が和訳したもので、多くのエビデンスに基づいた情報が集められたMTAの解説本です。

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バラティエリ先生の講演

こんにちは。谷川歯科医院の副院長 小林一久です。

敬老の日に、サンタカタリーナ連邦大学保存修復学講座教授でブラジルの審美歯科界の重鎮であるLuiz Narciso Baratieri(ルイス ナルシソ バラティエリ)先生の講演を聞きに行きました。

バラティエリ先生はコンポジットレジン修復(むし歯などで部分的に歯質が欠損したところを歯に近い色の樹脂で治す治療法)で世界的に著名な先生で、長年にわたって審美歯科界を牽引してこられましたが、現在70歳でありながら今も第一線でご活躍されています。

講演は同時通訳だったのですが、バラティエリ先生はとても情熱的で声が大きく、通訳の声が聞こえないほどパワフルな講演でした。

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歯ブラシを『処方』する

こんにちは。谷川歯科医院 勤務医の小林志保子です。

突然ですが、歯ブラシはどれを使っても同じだと思いますか?

確かにブラッシングのスキルがある程度高ければ、どの歯ブラシを使ってもだいたい同じように磨くことができるかもしれません。しかし、ブラッシングのスキルや歯磨きに対する意欲などはもちろん、お口の中の状態も人によってさまざまです。

つまり、どの歯ブラシを使っても同じということはなく、合う歯ブラシは人それぞれ違うということです。

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E.E.定例勉強会(2017.July)

こんにちは。谷川歯科医院 副院長の小林です。

先日、私が所属しているスタディグループ ” Esthetic Explorers(エステティック・エクスプローラーズ:E.E.)” の定例勉強会に参加しました。

今回の演題は 「時代の変化と補綴オプション選択について」でした。

演者は世界の審美歯科界をリードするBio-Emulationというスタディグループで活躍している二宮先生で今後の審美歯科の方向性を変えるような斬新で刺激的な講演でした。

今回の講演はMIPP(minimally invasive prosthetic procedure:最小限の侵襲による補綴治療)について、つまり、『あまり歯を削らずに冠を被せる治療法』についてのお話でした。

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CAMBRA™セミナーを受講しました

こんにちは。谷川歯科医院 勤務医の小林です。

先週末、アメリカで多くの大学が採用するう蝕(むし歯)管理法『CAMBRA』のセミナーを受講しました。

『CAMBRA(= Caries Management by Risk Assessment)』は、

「むし歯に対するリスクを評価し、その結果に基づいてむし歯を管理しましょう」

というもので、アメリカでは20年ほどの歴史がある予防法です。

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